色々な自転車
色々な自転車
タンデム自転車活動情報誌の紹介
タンデム自転車と私たち
複数人が前後に並んで乗り同時に駆動することができるタンデム自転車は、二人乗りのものが主流です。二人で力を合わせてペダルを漕ぐことにより、しんどさが半分に、楽しさが倍になります。子どもから大人、一人で乗るのが苦手な方まで、誰とでも一緒にサイクリングが楽しめます。
近年、そんなタンデム自転車を見かけることが増えました。一般公道での走行を許可する自治体が増えたり、家族や友人とタンデム・サイクリングを楽しむ人がいたり、東京パラリンピックでは、視覚ハンデクラスの競技の様子が中継されたり、いろんな人が暮らしのなかでタンデム自転車を活用する機会が増えているのです。
本誌では、タンデム自転車を通じて活動してきた団体や日常生活の中で活用している方のインタビューを通して、リアルな活用のされ方や魅力を発信すると同時に、タンデム自転車と私たちの新しい関わり方やこれからの可能性を模索していきます。
人々の暮らしの中にタンデム自転車がより広がることで、障がいや年齢を問わない自由で楽しい移動が当たり前になる日が来ることを信じています。
藤江徹あおぞら財団事務局長/「tandem」編集長
奈良県立養護学校での取り組み紹介(子どもの発達と自転車教育)
「自転車が持つチカラ」を子どもたちに体感してほしい。2018年からはじまった奈良県立西養護学校における自転車を使った授業は、2019年度、エコモ財団の研究助成を受け、本格的に広がっていくとともに、年間を通じて子供の発達に応じた自転車教育プログラムの実践の積み重ねがなされてきました。
このリーフレットは、奈良西養護学校での取り組みと関係者の声を、学校などで様々な発達の段階にある、子ども達に自転車教育を行おうという方々の参考になるようにまとめています。
京都市での取り組み紹介