6/9大阪でタンデム自転車を楽しむ会の総会と走行会を開催

6月9日(日)大阪でタンデム自転車を楽しむ会の総会と走行会を開催しました!
当初は、総会の後に、大野川緑陰道路で走行会を開催する予定でしたが、雨が降ったりやんだりのお天気でしたので、急遽、予定を変更して、先に走行会を行いました。
あいにくの雨のためキャンセルされた方々もいらっしゃいましたが、タンデム自転車は8台、参加者は17人で実施しました。
今回は、一社)福祉スタイルから、大学生1名、高校生1名、スタッフ1名が、タンデム自転車の前に乗るパイロットとして参加してくれました。
また、サイクルボランティア・ジャパンからの紹介で、はじめてパイロットをする人も1名参加しました。
自転車歩行者専用道路の大野川道路を行ったり来たりして、小一時間の体験会でしたが、気持ちのよい時間となりました。
その後は、総会を開催。今回は第12回目でした。
活動を開始したころは、全国の一般道でタンデム自転車が走行できるようになるのは、夢のような話でしたが、12年目となる今、その夢が実現しました。
これからは、よりパイロットを増やしていけるよう、定期的にツアーや体験会をおこなうなどの企画が提案されました。
総会の最後に、参加してくれた高校生が、「みなさんに聞いてほしいことがあります」と言って、次のような話をしてくれました。
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今日、私の後ろに乗ってくれた人が、私に「無駄に気を使わなくて、いいのよ」と言ってくれて、すごくホッとしました。
私が思ったのは、どうして、みなさん、そんなに前向きなのか、と。
もし、私だったら、、、私が、目が見えなくなったら、怖くて、外にも出れないと思うんです。みなさんは、どうしてこんなに前向きなのか、それを聞きたくて。
私には好きな言葉があります。「置かれた場所で咲きなさい」という言葉です。
みなさんは、まさに、それを体現していると思いました。
つらいことがあっても、それを人のせいにするのではなく、みなさん、ご自分の境遇の中で、咲いておられる。すごいなと思いました。
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これを聞いて、大人たちは目頭が熱くなってしまいました。
「前へ出るしか、しゃあないからな」という返答や
「ここへ来れてる人はいいけど、家でこもっている視覚障害の人はいっぱいいます」
という話もあったり、
「もう、僕ら、慣れ過ぎてて、そんな純粋な気持ちを忘れていました」と言って、
笑いを誘う場面もありました。
総会終了後も、連絡先をお互いに交換したり、
あちこちで、立ち話の輪ができて、盛り上がりました。
記・鎗山善理子(あおぞら財団スタッフ)

  

  

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